沖縄尚学から医学部へ。「まだ高1なので」と言われたとき、私たちが最初にお伝えすること

面談で、保護者の方からよく聞く言葉があります。

「うちはまだ高1なので、受験はもう少し先かなと」

お気持ちはよく分かります。高1の秋に、医学部受験の話をされてもピンとこないのが普通です。

ただ、このとき私たちは、まず一つのことをお伝えします。

高1で出る差と、高2で出る差は、別のものです。

高1の差は埋まります。高2の差は埋まりません

沖縄尚学高等学校の公式サイトによると、高校1年時のコースは「難関大・国公立大医学科コース」「尚学パイオニアコースα」「尚学チャレンジャーコース」「国際文化科学コース」などに分かれています。そして高校2年からは、志望大学のグループ別にクラスが再編成され、高3では国公立大医学科のクラスが置かれます。

※ コース編成は変更される場合があります。最新の情報は必ず学校公式サイトでご確認ください。

実際に沖尚の生徒を見ていると、差の出方が高1と高2ではっきり変わります。整理すると、こうなります。

高1で出る差高2で出る差
何の差か同じ授業の中での、進み方と理解の深さカリキュラムそのものの分岐
原因内進生との既習量、数学・理科の抽象度への慣れ志望大学グループ別のクラス編成
学校の中で埋まるか埋まる余地がある進度も内容も別になるため、難しい
打ち手いま埋めれば、上のクラスを狙える学校の外で補うしかなくなる

高1の差は、まだ同じ土俵の上にあります。授業も教科書も同じで、違うのは吸収の深さです。ここは埋められます。

高2になると、走っているコース自体が分かれます。医学部・難関大のカリキュラムと、それ以外。進度も、扱う内容も、別物になります。ここから追いつこうとすると、学校の授業の外側でやるしかなくなります。

つまり、こういうことです。

できるだけ早く上のクラスに入り、そこに留まれるかどうか。医学部を目指すうえで、これが最初の分かれ目になります。

そのまま高3を迎えると、何が起きるか

高3の春に「やっぱり医学部に行きたい」と言い出す生徒は、毎年います。

このとき本人のやる気は十分にあります。問題はそこではありません。高2までにどのカリキュラムを走ってきたかで、そこから積み上げられる量が決まってしまうことです。

理科の進度が違う。数学で扱ってきた問題のレベルが違う。同じ1年でも、スタート地点が違えば届く場所は変わります。

このとき保護者の方が見ているのは「模試の判定が出ない」という結果だけなので、授業を増やそうとされます。けれど原因はそこにありません。原因が分からないまま夏を迎え、慌てて予備校を探す。私たちが何度も見てきた流れです。

高1・高2は、まだ受験が遠く感じられる時期です。けれど実際には、この2年間で高3の選択肢の幅が決まります。

難しいのは、留まることではありません

上のクラスに入ることは、目標として分かりやすい。ただ、入ったあとの話はあまりされません。

先にお伝えしておくと、留まること自体は、それほど難しくありません。成績で機械的に落とされるような仕組みではないからです。

難しいのは、授業についていくことです。

進度が速く、扱う内容も重い。学校の授業と課題だけで消化しきれる生徒は、そう多くありません。上のクラスにいる限り、学校の外で何かしらのフォローが必要になります。

これは沖縄尚学に限った話ではありません。昭和薬科でも開邦でも、同じことが起きています。上位のコースに進むほど、学校の中だけでは完結しなくなる。

では、そのフォローとは何か。

授業をもう一つ増やすことではありません。

10年ほど受験生を見てきて、はっきりしていることがあります。爆発的に伸びて受かる生徒には、共通点がひとつあります。自習の精度が高いことです。

授業の役割は、頭を整理して方針を整えるところまでです。そこから先、それを自分のものにしていく作業は、自習の中でしか起きません。学校の授業についていけていない生徒に必要なのは、三つ目の授業ではなく、その日わからなかったところを、その日のうちに潰せる相手です。

そして「自分のものにする」精度は、読む力で決まります。

参考書を、書いてあるとおりに読めているか。とくに物理は、同じ一文でも読みの解像度によって、理解できる深さがまったく変わります。

生徒が持ってくる疑問の多くは、実は「誤読」から生まれています。わからないのではなく、読み違えている。そしてこれを本人だけで直すのは、ほぼ不可能です。自分が読み違えていることに、自分では気づけないからです。

PAVLOVの担任が授業を持たない理由が、ここにあります。

担任の山内は、授業を一切担当していません。毎日14時から23時までの9時間、ずっと教室にいて、質問対応と自習の点検だけをしています。上のクラスの授業についていくために本当に要るのは、もう一コマ授業を受けることではないからです。

琉球大学医学部医学科には、読めない200点があります

地元志望の生徒が多いので、琉球大学医学部医学科の話もしておきます。

二次試験の配点は、英語200点・数学200点・理科200点・面接200点。全体の4分の1が面接です。

そのうえで、正直に書いておきたいことがあります。

この面接には、対策の効きにくい部分があります。

入試後の点数開示を生徒と一緒に見ていると、毎年のように「なぜこの点数になったのか説明がつかない」というケースが出てきます。準備を重ねて手応えもあった生徒が伸びず、逆にそれほど構えていなかった生徒が高い点を持ち帰ることがある。開示された数字を並べても、何が評価されたのかを再現できません。

面接の練習に意味がないという話ではありません。最低限の受け答えができることは前提です。ただ、そこに賭けられるほど読める部分ではない、ということです。

では、どうするか。

読めない200点があるという前提で、読める600点を固めておく。これしかありません。

英語200・数学200・理科200の合計600点は、努力と時間が素直に反映される部分です。ここで余裕をつくっておけば、面接で何が起きても耐えられる。逆に学科がぎりぎりだと、面接の振れ幅がそのまま合否になります。自分でコントロールできない200点に、合否を預けることになります。

高1・高2でやるべきことが、ここではっきりします。面接の練習ではありません。学科で貯金をつくることです。

PAVLOVが、最初にすること

だからPAVLOVでは、「まだ高1なので」と言われたとき、まず現在地を確認します。

いま上のクラスにいるのか、これから狙うのか。数学と理科で、どこまで読めているのか。授業が分かった気になっているだけなのか、自分のものになっているのか。

そのうえで、高2のクラス編成までに何を埋めればいいかをお伝えします。

医学部・難関大を目指す高校生は、新都心教室(那覇市銘苅/ゆいレール古島駅から徒歩2分)で見ています。教室は朝7時から23時まで開いていて、部活のあとに来る生徒も、朝に来る生徒もいます。

沖縄尚学のすぐ近くには「沖尚前教室」もあります。こちらは中1から高2までの生徒が通う教室で、高校生は段階を追って新都心教室へ移っていきます。中学のうちから見ていた生徒が、そのまま医学部受験まで続けられるようにするためです。

よくあるご質問

Q. 高2からでは、もう間に合いませんか。
間に合わないという意味ではありません。ただ、高2以降は学校のカリキュラムの外で埋める作業になるため、時間の使い方がまったく変わります。高1のうちに動くほうが、負担は小さくて済みます。

Q. 上のクラスに入れば安心ですか。
留まること自体は、それほど難しくありません。難しいのは授業についていくことです。進度が速く内容も重いため、学校の外で何かしらのフォローが必要になります。これは昭和薬科でも開邦でも同じです。

Q. 琉球大学医学部の面接対策はしてもらえますか。
最低限の準備はします。ただ、面接には読めない部分があるとお伝えしています。そのうえで、学科で貯金をつくることを優先しています。

Q. 部活を続けたままでも通えますか。
教室は朝7時から23時まで開いています。部活のあとに来る生徒も、朝に来る生徒もいます。

Q. 沖尚前教室と新都心教室、どちらに通うことになりますか。
医学部・難関大を目指す高校生は新都心教室です。沖尚前教室は中1から高2までの生徒が通う教室で、高校生は段階を追って新都心教室へ移っていきます。


お子さまが高2のカリキュラムが分かれる前のどこにいるのか、一度確認してみませんか。

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本記事は学習塾PAVLOVが独自にまとめたものです。沖縄尚学高等学校とは関係ありません。コース編成・入試配点は変更される場合があります。最新情報は各学校・大学の公式発表をご確認ください。

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